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健康でいたければ緑茶を飲もう!
「八十八夜に摘んだ緑茶を飲むと無病息災で長生きできる」という言い伝えを聞いたことがあるでしょうか?
緑茶にたっぷり含まれるカテキンには、大きく2つの健康効果があります。1つは、カテキンはポリフェノールの一種で、ビタミンCの80倍ともいわれる抗酸化作用をもっています。血圧を上昇させる物質・アンジオテンシンIIを産生する酵素の働きを抑制し、血圧の上昇を防ぐことが明らかで、発がん物質を抑制するともいわれています。カテキンのもう1つの健康効果は、強力な殺菌作用です。カテキンは、ウイルスと細胞の結合を阻止して感染症を予防します。ほかにも虫歯や口臭を予防し、アレルギー症状を緩和します。
覚醒作用とリラックス作用
緑茶に含まれるカテキン以外の、アミノ酸(テアニン)とカフェインにも注目してみます。ここが重要なのですが、テアニンにはリラックス作用、カフェインには覚醒作用と、相反する効果があります。入れ方や緑茶の種類によってそれぞれが多くも少なくもなるため、目的によって使い分けるといいです。まず熱湯で緑茶を入れるとカテキンやカフェインが増加します。反対に、水かぬるま湯で入れると、カテキンとカフェインが少なくなり、うまみ成分であるアミノ酸が多く抽出されます。緑茶には20種類以上のアミノ酸が含まれ、全体量の5〜6割を占めるのがテアニンです。脳はリラックスしているときにα波(脳波)を出しますが、最近の研究ではテアニンを摂取すると、α波が出現する回数や時間が増加し、ストレス軽減作用があります。